中国の白酒販売量が持ち直し、政府の「倹約令」で接待需要落ち込みも個人消費に支えられ回復

中国の白酒販売量が持ち直し、政府の「倹約令」で接待需要落ち込みも個人消費に支えられ回復

中国の宴席に欠かせない存在とされる白酒(パイチュウ)。コーリャンなどの雑穀を原料とする蒸留酒で、伝統的なものは55度以上と非常にアルコール度数の高いことで知られる。

公務接待の宴席で多用される白酒は、汚職撲滅を掲げる習近平国家主席による「倹約令」の影響もあり近年、その販売量に陰りがみられていた。だがここにきて盛り返す勢いを見せている。

参考消息網が英経済誌エコノミストの報道として伝えたもので、2007年から12年まで前年比で2ケタの伸びを見せてきた白酒の販売量は、14年に入ると公務接待による消費が急減したことを受けて同3%減と落ち込んだ。だが15年は同7%増と持ち直してきている。

シティバンクによると、白酒の3大ブランド、茅台、五粮液、洋河の営業利益は昨年下半期から急上昇し、販売量の伸び率ではビールを上回るほどだという。そうした背景には、個人による消費増がある。同行は「中国人消費者の白酒愛は変わることはない」と指摘している。(by Akutagawa)

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