春節連休に突入した中国、600万人が海外旅行との予測

春節連休に突入した中国、600万人が海外旅行との予測

中国各地が春節(旧正月)連休を楽しむ人で賑わいを見せる中、この連休中に海外に出国する中国人観光客の数は前年同期比15%増の600万人に達するとの予測が出た。

昨年、海外を訪れた中国人観光客は延べ1億2000万人、海外での消費額は2290億ドル(約27兆4000億円)に達した。この先も収入の上昇や日米などによるビザ緩和措置を背景に国内外で旅行を楽しむ人は増える見通しだ。

海外の商業施設も中国人観光客の受け入れ態勢を整えており、米国の巨大ショッピングモール「サウスコーストプラザ」では中国で祝いの色とされる赤い服を着たマネキンを飾るショップや、干支(えと)のさるをあしらったTシャツを限定販売する店が出現。この時期、米国の商業施設の多くが春節を意識した装飾を施すが、同プラザは地元の常連客だけでなく、大量に押し寄せる中国人観光客の取り込みを狙っているという。

一方、日本を訪れる中国人観光客に対して、大手保険会社は専用のプランを打ち出すだけでなく、スキー場運営会社などのための保険商品や複数の外国語によるカスタマーセンターを設置。昨年日本を訪れた外国人観光客(延べ1973万人)の約半分を中華圏からの観光客が占めたとのデータもあり、保険業界の中国人客争奪戦は激しさを増している。

同様の動きは英国でも見られ、ろう人形の「マダム・タッソー館」や「レゴランド」を傘下に持つマーリン・エンターテイメンツは急増する中国人観光客に特化したイベントを計画、関係者の1人は「ビザ政策が緩和され、中国人の旅行回数は増えている」と指摘した上で営業戦略の一部にこのことが組み込まれていると明かした。(by Asada)

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