小売り100社の売上高が初のマイナス成長、電子商取引が市場奪う

小売り100社の売上高が初のマイナス成長、電子商取引が市場奪う

中国の小売り大手100社の2015年の売上高が、前年に比べ0.1%縮小したことが中華全国商業信息センターのデータで明らかになった。

成長率は2012年から4年連続の下降だが、マイナス成長はこれが初めて。商品別では衣類、家電製品、宝飾品がそれぞれ0.3%、3.8%、3.5%減少し、化粧品は前年を1.2ポイント上回る1.8%の増加、穀物・食用油も前年から3%の伸びを示した。

小売り100社の売上高は2011年に前年比22.6%の急増を遂げたが、2012年から2014年までは10.8%、8.9%、0.4%と右肩下がりの状態が続いている。これに比べて電子商取引の業績拡大は著しく、2015年のネット通販市場の取引規模は前年比37.2%増の3兆8000億元(約68兆円)、移動端末によるものは123.2%増の2兆1000億元(約38兆円)に達した。2017年には移動端末がネット通販の7割以上を占めると予測されており、業界関係者の間からは従来の小売業者の市場が電子商取引業者に侵食される構図はこの先も続くとの見方が出ている。(by Asada)

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