<彼方>中台首脳会談で国民党官僚が暮らした洋館が話題に、高級ホテルとしての利用も

<彼方>中台首脳会談で国民党官僚が暮らした洋館が話題に、高級ホテルとしての利用も

中国の習近平国家主席と台湾の馬英九総統が7日、シンガポールの「シャングリ・ラ ホテル」でにこやかに握手を交わした。1949年の中台分断以降、初となる首脳会談の実現は世界の注目を集めたが、この歴史的な顔合わせによって中国江蘇省南京市のとある通りがひそかな話題となっている。

同市鼓楼区にある「頤和路」は長さ600メートルほどの通りで、道の両側には鳳凰が住むとの言い伝えがあるアオギリが青々と茂っている。国民党政府は1933年以降、この場所に洋館287棟を建築し、高級官僚らに住居として提供。住人は蒋緯国、陳誠、湯恩伯、閻錫山、汪精衛などそうそうたる顔ぶれで、「マーシャルプラン」で知られる元米軍人のジョージ・キャトレット・マーシャルもかつてはここで暮らした。

現在、比較的良い状態で保存されている建物は225棟。26棟は高級ホテル「頤和公館」として使われており、この時代の「生き証人」は2014年に国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアジア太平洋文化遺産保全賞に選ばれている。(by Asada)

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