英ロンドンの墓地に眠る経済学者マルクス、墓の有料見学に信奉者が抗議

英ロンドンの墓地に眠る経済学者マルクス、墓の有料見学に信奉者が抗議

英ロンドンに位置するハイゲイト墓地には作家のジョージ・エリオット、科学者マイケル・ファラデーなど数多くの著名人が埋葬されているが、ここに眠るカール・マルクスの墓に人々の関心が集まっている。

きっかけとなったのは参観の有料化で、見学者らに4ポンド(約750円)の支払いを求めたところ、マルクス主義学生連盟の責任者が「マルクスを利用して利益を得ようとする卑しい資本家が大勢いる」と批判するなど、マルクス信奉者から激しい反発の声が上がった。

ハイゲイト墓地を管理しているのは、地元住民がその保護を目的として1975年に立ち上げた民間団体。1981年に墓地の永久所有権を取得した同団体は清掃や修繕作業を続けているが、入場料徴収がマルクスの批判の対象をイメージさせると考える人も多いようだ。さらに、カップや絵はがきなどマルクスをモチーフとした観光客向けのグッズを墓地で販売することに難色を示す人もおり、管理者側とマルクス信奉者との間の溝は当面埋まりそうもない。

なお、同団体は地元議会の支援を受けておらず、見学者から得た入場料は全て墓地の保全に充てられているという。(by Asada)

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