韓国の9月貿易統計は輸出入ともに減少、中国市場の成長鈍化で打撃

韓国の9月貿易統計は輸出入ともに減少、中国市場の成長鈍化で打撃

韓国の9月の貿易額は、輸出が前年同月に比べ8.4%、輸入が同21.8%それぞれ縮小した。輸出の減少幅は2009年8月以降で最大(単月値)となった今年8月(14.7%)より持ち直したが、輸出の減少は9カ月連続。輸入は2月以降で最大の減少幅を記録し、1-9月の累計では輸出が前年同期比6.6%減、輸入が同16.5%減となった。

輸出不振の主な原因として挙げられているのが、輸出額全体の25%を占める中国市場の成長スローダウン。1-9月の対中輸出は3.8%減り、日本や欧州などの主要市場でも20%を超える縮小がみられた。商品別では、国際原油価格の下落を背景に石油化学製品が40%、船舶が52%といずれも大幅に減る一方、スマートフォンと半導体は若干増加した。

韓国の対中輸出に関してはその8割(金額ベース)を部品などの中間財が占めるが、中国市場では国産品が韓国製品に取って代わりつつあり、世界市場に占める韓国製品のシェア引き下げにもつながっている。韓国・ソウル経済新聞は韓国の中央銀行の発表として、「韓国の10大輸出商品(金額ベース)のうち、世界の貿易に占める割合が縮小したものは7商品に上る」と指摘。2004年から14年までの間に自動車、半導体、鉄鋼製品、機械、自動車部品、パネル、船舶で世界シェアの縮小が起きている。(by Asada)

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