仏ダノン、粉ミルク「カリケア」の中国撤退を決定、知名度高い別ブランド投入か

仏ダノン、粉ミルク「カリケア」の中国撤退を決定、知名度高い別ブランド投入か

1人っ子政策の全面撤廃でベビー用品需要の拡大が期待される中国だが、食品大手の仏ダノンはこのほど、粉ミルク「カリケア」の中国市場撤退を決めた。

中国では、国内ブランドの安全性に不安を感じる消費者が海外の粉ミルクを大量に買い求める動きが起きており、海外ブランドの商品に対する需要は高い。「カリケア」の販売停止は業界関係者の間にさまざまな臆測を呼んでいるが、ダノンは「正常な営業戦略の調整」とだけ説明している。

この動きに対し、業界に詳しい中国の専門家は「ダノンが中国で販売する3大粉ミルクブランドの中で同ブランドには業績下降が出始めた」と指摘。かつては30億-40億元(約520億-700億円)規模の売り上げを見せた「カリケア」だが、2015年は100億元(約1730億円)に上った粉ミルク売上全体の70-80%を残りの2ブランドが占めたという。

「ダノンはカリケアの穴を埋めるために、早急に同ブランドより知名度の高い欧州ブランドを中国市場に投入するのではないか」。業界関係者の1人はこう話すが、「カリケア」販売停止の発表を受け、中国の親の間では海外での代理購入業者を探す動きが始まっている。(by Asada)

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