製造業の一大拠点で工場倒産相次ぐ、労働コストは高騰、銀行融資は獲得困難

製造業の一大拠点で工場倒産相次ぐ、労働コストは高騰、銀行融資は獲得困難

中国経済の減速が指摘される中、製造業の一大拠点となっている珠江デルタで、工場の倒産が相次いでいる状況が明らかになった。

広東省、香港、マカオから成る珠江デルタは以前から製造業がさかんな地域の1つだが、今年は報道されただけで76社がすでに倒産している。業界別でみると家具、紡績、電子、陶器、玩具、包装資材、LEDなど労働集約型産業での倒産が目立ち、経営問題をきっかけとした労使紛争を抱える企業もあるという。

中国の今年7-9月の国内総生産(GDP)成長率は6年半ぶりに7%を切り、前年同期比6.9%の伸びにとどまった。1-9月の貿易総額は同7.9%減の17兆8700億元(約345兆円)。工場倒産の背景には不景気の問題だけでなく、労働コストの上昇やブランド開発力の弱さ、銀行融資の獲得難といった資金繰りの悪化があるとみられ、中でも広州の最低賃金は7年前と比べ倍増、中国の製造コストは米国並みとの報告も出ている。(by Yamaguchi)

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