中国歴代トップが海外要人に贈った品々、過去には農作物や自転車も

中国歴代トップが海外要人に贈った品々、過去には農作物や自転車も

各国首脳の往来時に交換される贈り物にはその国の文化や個人の好みが反映されがちだ。時代や国を取り巻く環境が大きく変わる中で、中国の歴代指導者も数多くの品を用意してきた。実際に贈られた品々を通して、それぞれの好みやこだわりを振り返ってみるのも面白味がある。

建国から間もない1949年12月、当時の毛沢東国家主席は国の元首として初めてソ連(当時)を訪問し、この時には白菜、大根など10トンに上る農作物と陶磁器、漆器、龍井茶、象牙細工などを贈った。1972年に日本の田中角栄首相(当時。以下同)が日中国交回復のため中国を訪れた際は、古典「楚辞集注」が用意されている。

さらに1989年2月、訪中したブッシュ米大統領に李鵬首相が贈呈したのは天津ブランドの自転車。日本との国交正常化20周年を記念して日本を訪れた江沢民主席が選んだのは著名画家による中国の伝統絵画と篆刻家が彫った印で、江主席は日本の歴代首相6人に同様の品を贈っている。

その後、2002年にアルジェリア、モロッコ、カメルーン、南アフリカ4カ国を歴訪した朱鎔基首相はカラーテレビやDVDを用意し、2006年4月にケニアの首都ナイロビで国連ハビタットの責任者らと会談した胡錦濤主席は銅製の鼓(つづみ)を選んだ。

現指導者の習近平主席はと言えば、ロシア訪問時にはプーチン大統領が描かれた肖像画を持参し、昨年の南米訪問では当時流行していた中国のテレビドラマ、映画のDVDを贈呈。今年9月の訪米の際に足を運んだリンカーン高校には中国の古典書籍と卓球用具一式をプレゼントしている。(by Asada)

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