「反スパイ法」施行から丸1年、吉林省が通報用ホットライン開設

「反スパイ法」施行から丸1年、吉林省が通報用ホットライン開設

中国の「反スパイ法」施行から丸1年を迎えたのに合わせ、吉林省国家安全庁が全国共通の「スパイ摘発ホットライン」を開設した。

スパイ活動に関する情報提供を国民に広く呼び掛けるための措置で、摘発に対する意識を高めることなどが狙い。実際に試してみたという米紙ニューヨーク・タイムズは、「通報者は自身の身分や通報の動機に関する説明を求められる」と伝えている。

同様の取り組みは今年7月に海南省でも実施されており、寄せられた電話は2カ月で数十件に上った。中国現代国際関係研究院の反テロ研究センター主任は「スパイ摘発は国の専門組織だけの問題ではなく、国民全体に関係すること」と述べた上で、ホットラインの開設は国際的には目新しいことではないと説明。ロシア連邦保安庁、米連邦捜査局などでも市民向けの通報用ホットラインを設置しているという。

中国は2014年11月1日に全40条から成る「反スパイ法」を施行した。今年9月、半年前に広西チワン族自治区で拘束した中国系米国人を「国の安全に対する危害」を理由に正式に逮捕したほか、5月以降、日本人4人を拘束している。(by Asada)

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