中国の新たな消費力、都市部のブルーカラーは「軽視できない存在」

中国の新たな消費力、都市部のブルーカラーは「軽視できない存在」

米投資銀行ゴールドマン・サックスはこのほど発表したレポートの中で、「中国都市部のブルーカラーが秘める消費力は軽視できない」と指摘した。

中国人消費者をテーマとした同レポートは「中国の労働人口は欧米の労働人口の合計を超えている」と説明し、アジア各国の所得水準の上昇が新たな消費者を生み出す中、収入が急速に伸びている中国都市部のブルーカラーは軽視できない存在との考えを示した。

同社のアジア消費研究チーム関係者は「2020年までの10年間で国民1人当たりの収入を倍増させる」とする中国政府の目標に言及し、「ブルーカラーの収入が大幅に増えることが期待できる。その巨大な購買力は海外の商品にも向けられるだろう」とコメント。「中国人消費者の潜在力はまだ十分に発揮されていないが、5年後にはそれが市場で示される」との認識も語った。

レポートはこのほか、中国人のパスポート取得状況を取り上げ、「現在4%にとどまっている取得率は10年以内に12%に上昇する」と予測。2025年の海外旅行者の数は2015年の1億2000万人から2億2000万人に増えるとし、海外での消費額も2500億ドル(約28兆4600億円)から4500億ドル(約51兆2280億円)に拡大するとの見通しを示した。(by Yamaguchi)

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