22年冬季五輪開催の中国、スキー人口1250万人に、課題はスキー場の「リゾート地化」

22年冬季五輪開催の中国、スキー人口1250万人に、課題はスキー場の「リゾート地化」

2022年の冬季五輪開催が決まった中国で、スキー人気が高まっている。先ごろ発表された「中国スキー産業白書」によると、2015年のスキー人口は延べ1250万人と14年の1030万人に比べ約21%増加、中でも23のスキー場を持つ北京は全国最多の169万人を受け入れた。

「今シーズンは客の入りも収入も安定した伸びを見せた」と語るのは北京のスキー場責任者だ。五輪開催地となる北京や河北省では間もなくスキーシーズンの終わりを迎える。ただ、来場者の増加は実現したものの、莫大な設備投資などで赤字に陥るスキー場は多い。

中国のスキー場のうち、リゾート向けに整備された施設はわずか3%程度。他都市に比べ、北京はその数が相対的に不足しており、北京のスキー場関係者は「スキーだけでは客を呼び込むことができない」とホテルや娯楽施設を充実させたリゾート型への転換を図る理由を語る。

中国のスキー用品市場は150億元(約2600億円)規模に成長すると言われており、中国体育産業研究センター主任は「将来的にスキー場が観光目的地になることは間違いない」と指摘。リゾート地としてのスキー場再開発は関連産業に巨大な利益をもたらすと期待されている。(by Asada)

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