第2子出産の解禁で通販サイトにサプリ広告、「男児を妊娠できます」

第2子出産の解禁で通販サイトにサプリ広告、「男児を妊娠できます」

中国政府が一人っ子政策の完全廃止を発表して以来、中国の通販サイトなどに「男の子を妊娠できます」などとうたったサプリメントが数多く登場するようになっている。

中国には古くから男児を尊ぶ風潮があり、第1子が女の子だったある女性は「双方の親が『次は男の子を産んでほしい』と迫ってくる」と話す。当局の統計によると、第2子出産の条件に合う夫婦は約9000万組、うち女性の6割は高齢出産といわれる35歳以上。前述の女性と同じプレッシャーを抱える人は多いと見られ、通販サイトには「実際に試してみると本当に男の子を妊娠することができた」などの宣伝文句が並ぶ。

ただ、専門家の間からはその効果を疑問視する声が上がっており、例えば天然コラーゲンを成分とするある商品は「体のPH値をコントロールすることで男女の産み分けに効果を発する」と説明、中国医学に基づいて作られたとされるサプリメントは「秘伝の方法」をうたうが、北京婦産医院のゲン祥燕主任は「男児を妊娠するかどうかのポイントとなるのはY染色体。この染色体とPH値との間に絶対的な関係があるとは言えない」と指摘。北京同仁医院伝統医学科の医師も「薬の成分から、貧血症状などを改善する効能はあるだろう」と述べ、男女産み分けの効果には疑問を呈している。(by Yamaguchi)

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