絶滅危機に瀕する長江のスナメリ、生息数はパンダより少ない800頭未満

絶滅危機に瀕する長江のスナメリ、生息数はパンダより少ない800頭未満

中国・長江に生息する唯一の水生哺乳類、江豚(スナメリ=小型のイルカ)が、絶滅の危機に瀕している。大量の捕獲や河川整備、水の汚染などがその生存を脅かす原因で、国際自然保護連合(IUCN)は絶滅の危険性が極めて高いと危惧。長年にわたって保護に携わってきた世界自然保護基金(WWF)の雷剛氏によると、「毎年13.7%のペースで数が減少し、現在は800頭にも満たない」との状況で、その数は「国宝」のパンダより少ないという。

効果的な保護を行わなければ5-10年後には長江の主流から姿を消す可能性もあると見られており、雷氏は「淡水に生息する江豚は長江の水生生態システムの頂点にいる。この流域に暮らす生き物の多様性と生態系の様子を反映してくれる生き物だ」と保護の必要性を訴えている。(by Asada)

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