スイスを訪れる中国人観光客が激減、現地時計業界に衝撃走る

スイスを訪れる中国人観光客が激減、現地時計業界に衝撃走る

過去10年でスイスを訪れる中国人観光客の数は数倍に増えたが、今年1-4月は大幅な減少に転じたことが明らかになった。中国人客の減少がスイスの時計業界に与える打撃が指摘されている。

参考消息網が仏RFIの報道として11日付で伝えたもので、今年2月の受け入れ数(宿泊を伴う)は約20%減少し、中国人に人気の観光地、ルツェルンとインターラーケンでも1-3月はそれぞれ13%、15%減った。

2015年にスイスを訪れた中国人観光客は延べ140万人。外国人観光客の中でドイツ、米国、英国の次に多く、1日当たりの消費額は1人平均350スイスフラン(約3万9000円)に上る。スイスで購入したロレックスやオメガの腕時計は中国人のステータスシンボルと言え、カールF.ブヘラはルツェルンでの売り上げの半分以上を中国人客が占めるという。

中国人観光客が減った原因として挙げられているのが15年10月に始まったビザ政策だ。スイスを含むシェンゲン圏を訪問する中国人観光客は事前にビザ発給機関に出向いて生体認証データを提供する必要があるが、スイスが中国国内に設置した窓口は年初時点で3カ所のみ。ベルギーやオーストリアは15カ所設けており、スイスはその後3カ所を増設、現在、9カ所追加の申請を出している。(by Yamaguchi)

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