中国市場再参入狙うグーグル、待ち受ける気まずい状況とは?

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中国本土市場から撤退したグーグルが、市場再参入の動きを見せている。写真は中国版グーグル。
配信日時:2015年11月13日(金) 23時38分
5年前、中国政府と検索結果の検閲をめぐって対立したグーグルは、中国本土市場からの撤退を決めた。しかし、ここへ来て再参入の動きを見せている。

グーグルが中国を撤退してから今日まで、中国のユーザーはグーグル検索やGメールなどのサービスは利用できなかった。5年という時間のなかで、携帯電話の急速な普及や、資本が潤沢なインターネット会社の出現などで、中国に非常に大きなネット市場が生まれた。ネット産業に詳しい人物は、「中国政府の要求どおりに検閲を行えば、グーグルは批准される。中国でグーグルプレイ(モバイル用アプリストア)を運用するのも難しくない」と指摘。また、ある業界関係者は「アップルストアはまさにそうやって中国市場で巨大な成功を収めている」としている。

もっとも、中国政府が認めたとしても、すでに確固たる地位を築いている中国本土の企業に対抗するのは困難だと言える。たとえば、検索サービスでは百度(バイドゥ)からシェアを奪うのは非常に難しい。アナリシス・インターナショナルの統計によると、中国市場撤退前には、グーグルは検索サービスで35.6%のシェアを持っていたが、今年の第3四半期(7-9月)のシェアでは百度が81.1%と圧倒している。

グーグルの元従業員は、「中国市場にはまだグーグルのファンが相当数いるので、すぐに中国市場に戻るべき」と話す一方で、「一部の大学生は、5年間使用していなかったグーグルになじみがない。あと数年もすれば、若者はグーグルが何なのかすら、わからなくなるかもしれない」としている。(by Ono)

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